H25_09『工藤先生の子ども理解と保育観に共感』
私たちは今年、9月3日(火)に初めて、柏さかさい保育園さくら組(5歳児)の水泳大会を行いました。
7月8日のプール開きから、ひまわり組(4歳児)、さくら組の泳ぎの練習が始まりました。
さくら組は34名中27名が5m以上泳げるようになり、その内
みやぎ りょうた君
とみた はるき君
いいだ しょうご君
えびはら たけし君
の4名が10m泳げるようになり賞状を受け取りました。
今年も5m以上泳げるようになった子どもたちが、職員室に報告に来た時の誉れ高き笑顔に、私も思わず賞賛の拍手を送っていました。
そして私は童心会本部の大森先生に、さくら組の水泳大会を行うよう指示をしました。
賞品は、お家の人だけでは食べきれない大きなスイカを一等賞に、そして、二等賞は巨峰、三等賞はブドウに決めエントランスに飾りました。
そして9月3日(火)に柏さかさい保育園第1回水泳大会が行われました。
私は4人が優勝するものと思っていましたから番狂わせはないと考えていました。
そうしたら、すぐ私に報告が入りました。
第一位 たかく ひなかさん
第二位 とみた はるきくん
第三位 あらかわ ゆうきくん
私は予想以上の子どもの努力と成長力に驚かされました。
そして先生からすぐ、みんなが口惜しくて泣いているから、園長先生からお話してほしい、と言われ、私は飛んでいって子どもたちに「今回あなたたちが学んだ一番大切なことは、負けた口惜しさと次はどのように工夫したら良いのかを考えられたことだ!」と努力と工夫の大切さを話しました。
数日がたっても、子どもたちの水泳大会の口惜し涙の話が終わりません。
私は思わず、子どもたちに水泳大会のリベンジのチャンスを与えようと、工藤先生をお呼びしたのです。
そして、私が感じている子どもたちの口惜し涙に対するチャンスを与えることについては如何?とたずねました。
工藤先生はたった一言こう答えました。
「園長先生、子どもたちの水泳大会はもう終わっています。そして子どもたちは、もう次の運動会に目標を持って歩み始めています。
私たちも同じです。次の課題に向けてがんばっています。」
私は子どもたちの内面を捉える工藤先生の眼力と理解力に感動しました。
平成 25 年 9 月吉日
社会福祉法人 童心会
理事長 中山 勲