思いやりと生きる力

わたしを ぎゅっとして わたしを 見つめて わたしを 聞いて わたしを 呼んで

H26_01童心会における『保育所 保健の誕生』

新年明けましておめでとうございます。
平成26年1月17日(金)が、社会福祉法人童心会の記念すべき日になります。
柏さかさい保育園、柏中央保育園、牛久みらい保育園の3園にナースが配属され「保育所保健」のチーム会議がこの日に開かれることになったからです。

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私は以前から保育ソーシャルワークの重要性を唱えてきました。
即ち保健・福祉・医療・教育・子育て支援・青少年育成の方たちの持つ社会資源を活用し協働しながら、社会環境、養育環境の改善を図り「利用者の最善の利益の実現」を願って歩んできたからです。


特に1980年代半ばから「母親のうつ」が不安定型愛着障害を引き起す要因となることを示唆する研究が次々と発表されています。


こうした状況の中で私たちは予防医学的見地に立った新しい保育を立ち上げてきました。

 

そして、この私たちの意見に賛同してくれた3人のナースのお姫さまたちが集まってくれたのです。


柏さかさい保育園 上岡あや子
牛久みらい保育園 石井幸子
柏中央保育園   白石田美奈
コーディネーター牛久みらい保育園 酒井美樹

 

上記したコーディネート役の酒井主任を含めて、この4人の人たちが保健・福祉・医療の人たちとチームを組んでコラボレーションする「保育所保健」を夢みています。


これからの、そして今後必要とされる保育・子育て支援に対する基本的認識の1つは、
世界が目指している乳幼児精神保健の考え方と同じなのであります。
即ち、乳幼児の抱えている問題は、乳幼児と養育環境の関係性の障害と考え、保育は関係性の改善に取り組むことであるという考え方です。


改めて、私たちは保育ソーシャルワークを通して、私たちが目指す保育は養護と教育、そしてメンタルヘルス・ケアを加味したものでなければなりません。
そして、「一生もんの生きる力」


がんばること   心の力
つづけること   学ぶ力
がまんすること  体の力


を育んでいく基礎となるのです。
皆さまの「心の身体」の安心・安全を童心会の保育者仲間がお守りします。
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 


平成 26 年 1 月吉日
社会福祉法人 童心会
理事長 中山 勲