思いやりと生きる力

わたしを ぎゅっとして わたしを 見つめて わたしを 聞いて わたしを 呼んで

H26_05子どもの日に贈る言葉 『 三 心 』

曹洞宗の開祖である道元禅師という人の教えに「三心」という言葉があります。

  その一   喜 心 (喜びや感謝の心)

    二   老 心 (親が子を思う心)

    三   大 心 (海のように深い心)

私は教えというのは、人間が生きていく上で大切な真理(まこと)を学ぶことである、と考えている者であります。

 

私は道元禅師の教えから次のような事を学びました。

人間の一生は

『喜 心』

子ども時代に出会った発見と感動、

喜びや感謝の心を忘れずに生きていくこと。

 

『老 心』

生命の誕生の神秘を感じながら親として生命を授けられた子ども(人間)を

慈(いつく)しむ心を大切にすること

 

『大 心』

長く齢を重ねながら、たくさん味わった喜怒哀楽をも束ね今では少々の出来事では動じない海のように深い心を育てることである。

 

私は自分自身をよく、諭し(よくわかるように言い聞かせること)ながらこの道元禅師の教えを読ませて頂きました。

 

 

改めて、私たち子どもたちと関わりを持って生きている者たちにとって大切な姿勢は何なのか、「子どもの日」によせて、皆さんに贈る『三心』を考えてみました。

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社会福祉法人 童心会には「ふれあい と 見まもり」という大切な保育者仲間の心得があります。今回は育児に励んでいる皆さまにもためになる「見まもりの心得」を伝授して

 

「子どもの日」のお祝いの言葉にしたいと思います。

 

 

< 見まもり の 心得 >

 

1.

あせらない

(自分の思い通りにしない)

2.

せかさない

(自分の都合で急がせない)

3.

怒らない

(自分の感情で怒らない)

 

 

 

平成26年5月吉日

社会福祉法人 童心会

理事長 中山 勲