思いやりと生きる力

わたしを ぎゅっとして わたしを 見つめて わたしを 聞いて わたしを 呼んで

H26_09 『0才児から教育は始まっている!』

 

私は今、レポートを2本書いています。

1つ目は、第48回 全国保育士会研究大会「特別分科会」で発表する

[0才児からの教育(学びのめばえ)]です。平成26年10月17日(金)香川県高松市内で発表します。

2つ目は、第58回 全国保育研究大会で

[キャリア成形につながる 新しい保育のパーソナル・デザイン]というテーマです。平成26年11月13日(木)秋田県 秋田市内で発表します。

両方で原稿用紙50枚位のレポートになります。内容は社会福祉法人 童心会で行なっている0才児からの教育の実践的活動です。

特にばら組(0才児)の前にあるテラスの教室から「芽ばえの教育」のはじまりを全国に訴えてきます。1990年頃から始まった脳科学研究の進化は、新生児が生まれながらに0.02の視力を持って20cmの距離のものが見えることを立証したのです。

 

即ち赤ちゃんにとって生命を守ってくれる一番大切なお母さんのおっぱいを飲むときにお母さんの顔をじっとみていることが多いでしょう。その距離がちょうど20cm~30cmにあたります。

 たとえ低い視力しかなくとも、一番大切な刺激であるお母さんの顔をしっかりと捉えているというのです。

 

そしてまた、視覚機能(見える)も聴覚(聞える)も胎齢(お腹の中で)28週で反応することも立証され、大脳の視覚野と呼ばれる部位の基本的なネットワークが作られ、胎内での発達に伴ってネットワークも発達していくと言われています。

【 乾 敏郎(著) 『脳科学からみる 子どもの心の育ち』  ミネルヴァ書房

 

平成27年4月から実施される幼保連携型認定こども園学校教育に準じた幼児教育は3才から始まると言っているのです。だから私は、私たちの40年間に及ぶ保育(養護と教育)の実践を通して成果を上げてきた実績を次のような言葉で発表しようと思っています。

 

f:id:doushinkai:20180605172945j:plain

 

[ 0才児からの教育(学びのめばえ) ]

 

1.

見せる

(興味)

2.

見る

(関心)

3.

さわる

(好奇心)

4.

やってみる

(意欲)

5.

つづける

(意志)

 

 

以上の5項目は、生涯にわたる人間形成にとって大切な発達過程であると言われてきました。

このようなお話しをしながら興味・関心・好奇心・意欲・意志などの心の働きが人間が学ぶ時に、ひとと人間とが暮らす時に、人間が社会の中で生活する時に、そして人間が生きるために大切な力の源(みなもと)にすることが0才児からの教育の始まりであることを発表してきます。

 

皆さまの心からの応援を待っています。

 

平成26年9月吉日

社会福祉法人 童心会

理事長 中山 勲