思いやりと生きる力

わたしを ぎゅっとして わたしを 見つめて わたしを 聞いて わたしを 呼んで

H27_01『 迎 春 』

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

禅語の中に

花を愛(め)でながら

光(あかり)を志として

生命(いのち)の力を育くむこと。

という言葉があります。その意味は次のようになります。

慈悲の心を持って人間を思いやり智慧を身につけて世のために尽し、生きる力を身につけてゆくこと。

 

私は先日、牛久みらい保育園の新採職員2名の面接に立ち合いました。とても素晴らしい方たちでした。それぞれの家庭でご両親に愛されて育ち9年間もバスケットや吹奏楽に取り組み最後まで続けてきた方たちでした。面接にきた二人は共に社会福祉法人 童心会のホームページを見て、保育目標の「思いやり と 生きる力」に共感してくれた人たちでした。

 

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だから、私は保育目標の意味を、保育者仲間として共有するために説明をしてあげました。私たちの考える「思いやり」とは、次のような人との関わりの中で育つものである。

 

わ た し をぎゅっとして

わ た し を見 つ め て

わ た し を聞いて

わ た し を呼 ん で

 

そしてまた「生きる力」とは、次のような生活をくり返しながら身につけていくべきものであると理解して頂きました。

 

愛された育ちを通して

  • がんばること  (体の力)
  • つづけること  (学ぶ力)
  • がまんすること (心の力)

 

このように私たちが大切にしている「思いやり と 生きる力」の保育とは、

この地域コミュニティの中で「助け合って生きる、暮らしやすい社会創り」を目指しているのです。

 

そして “人間として 如何に生きるべきか”を見つめながら子どもと保護者、子育て仲間や地域親と共に「自分をつくる、人間をつくる」責任を持たされているという使命感を忘れてはいけないと決意し、日々の保育活動を行なっています。

 

今年もがんばります。

皆さまのご協力をお願いして新年のご挨拶に変えさせて頂きます。

 

 

平成27年1月吉日

社会福祉法人 童心会

理事長 中山 勲