思いやりと生きる力

わたしを ぎゅっとして わたしを 見つめて わたしを 聞いて わたしを 呼んで

H30_9【伝えたい言葉 生きる姿勢】

社会福祉法人 童心会の各園には”親が3人”います。

1、生みの親   2、育ての親   3、地域の親

子どもたちも

1、自分の子ども   2、保育園(みんな)の子ども   3、地域の子ども

と言われる村中の子どもたちがいます。

0歳から人間の機能を授けられた一人ひとりの存在を認めあうこと”童心会の人間教育”」

一人ひとりが一緒に暮らす仲間たちを認めあい、支えあい、助け合って生きよう!

という”村づくり”を目指しています。

新しい村づくりには将来を担う「素晴らしい子ども」が必要です。

たくさんの人たちに愛されて、多くの人たちに抱きしめられて

観て学び、聴いて習い、身体が丈夫で、頭が良くて幸せで

みんなのために、人のために、助けあって生きる社会性もあり

道徳的であり、生まれながらに授けられた五感は

興味、関心、好奇心に満ちた生きる姿勢(マインドセット

を身につけられるよう、村全体で育てていかなければなりません。

今日までの私たち(社福)童心会と子どもたちとの約束は

「0歳からの人間教育」から始まり死を迎えるまで忘れてはならない言葉があります。

それは

”がんばること(体の力)、つづけること(学ぶ力)、がまんすること(心の力)”

を身につけていくことです。

そして日常の課題学習に取りくむ時には

”やる気(意欲)、げん気(体力)、ほん気(意志)”の姿勢を忘れない、という約束です。

そして「やればできる」を心の中で叫ぶように伝えています。

さらに困難なことに出会ったら「やればできる!」と雄叫びを上げるようにと教え続けてきました。

これらの言葉を最近の学者たちは、

ノーベル賞経済学賞を頂いたジェームズ・J・ヘックマンの言う非認知能力だと言っています。

最近読んだ本の中に私たち(社福)童心会と同じ考え方の心理学者が書いた本を読む機会がありました。

その本のキャッチコピーは次のようでした。

20年にわたる調査で科学的に実証された人生を変える最強メンタルの作り方‼

著者はアメリスタンフォード大学心理学教授 キャロル・S・ドゥエック 

MIND SET(マインドセット

「やればできる!」の研究

この本には次のようなことが書いてありました。

大切なことは、しなやかな心の持ち方「しなやかマインドセットgrowth mindset」である。

「その根底にあるのは、人間の基本的資質は、努力次第で伸ばすことができるという信念だ。」

と声高く言っているのです。

改めて私は(社福)童心会の人間教育(教育・保育)のあり方を見つめてみました。

「0歳からの人間教育」胎生期28週から授かった視覚・聴覚・体制感覚のネットワークの基礎は

生後与えられた五感を駆使しながら次の3つの学びの道程(みちのり)をスマートに

歩きはじめなさいと言われているように思えてなりません。

                      

①スターティングスマート(人生の始まりこそスマートに)

       ◦愛された育ち・抱きしめ言葉

 

②スマートラーニング(人間としての学びの姿勢)

       ◦興味・関心・好奇心・意欲・意志

 

③スターティングカリキュラム(学びのはじめ)

       ◦五感を刺激する人間教育

                  (視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)

 

時代は今、人生100年の時代、私の好きな言葉がようやく世の中の檜舞台に押し上げられてきました。

生涯学習:・生涯教育・人間教育」という言葉です。

人間は生を授けられた限り

生涯にわたって学び続けなければならない生物であるということを教えられました。

そして、この本の第7章の最後には次のように書いてありました。

 優れた教師(保護者・養育者)とは、まず何よりも、生徒(子ども)とともに学び続ける人間だということを教わった。

                                   以上

                          平成 30年 9月 吉日

                          社会福祉法人 童心会

                          理事長  中山 勲