思いやりと生きる力

わたしを ぎゅっとして わたしを 見つめて わたしを 聞いて わたしを 呼んで

〔人生100年時代 幸せな人生を歩むために〕    ~Innovation of Human Education and Care~

 昨年12月22日に「人生100年時代シンポジウム」~安心して元気に人生を楽しむために ~(読売新聞社主催)というテーマで専門家を交えたパネルディスカッションが開かれました。


この会の基調講演は衆議院議員小泉進次郎氏が行いました。
その中で氏は日本の形を今、端的に表すのは「100」という数字だと言っていました。


一つ目は出生数。3年連続で100を切った。今は92万人です。


二つ目はこの国の予算規模。とうとう100兆円を超えました。


三つ目が今日のテーマである人生100年時代です。


人の一生が100年になる。


これに政治がどう向き合って行くべきなのか(私たちも)皆さんと一緒に考えたいと思います。と問いかけていました。
私はすぐさま人生100年時代、幸せな人生を歩むために

「君はヒトとしてどう生きるのか?」

と問い直して見ました。


そしてすぐに私たちが実践している(社福)童心会の予防保育、臨床保育、治療保育を振り返りながら考え、下記のような流れの中で人生100年時代」を見つめてみました。

 

人生100年時代 幸せな人生を歩むために〕

~Innovation of Human Education and Care~

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1 健康的な生活

 

1) 食べること

2) 眠ること

3) 遊ぶこと(運動)

4) 生活(良い生活習慣)

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2 楽しい生活(仲間と共に)


1)  ひとりで  できる

  みんなと  できる

  ひとのために  できる

  助けあって  できる   

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 2) ひとりで  できた

  みんなと  できた

  ひとのために  できた

  助けあって  できた

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3 学び・育つ生活

1) Starting Smart(人生の始まりこそスマートに)
・愛された育ち(子どもの権利)

・だきしめ言葉(養育者の義務)

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2) Starting Curriculum(学びのはじめ)

 

 五感を刺激する人間教育


・視覚 見て 学び       観せて ならい(倣い)

聴覚 聞いて 考え(思考)  聴かせて 習う

触覚 触れて 知って(知覚) 触って 記憶する

嗅覚 風に 薫りを 嗅ぎ 

味覚 五味・五色・五感に 四季を味わう

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3) Smart Learning(人間としての生きる姿勢)


興味  見る・観せる

関心  聞く・聴かせる

好奇心 触れる・さわる

意欲  やってみる

意志  つづける

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4 助け合う生活


1)ひとりで 生きる

2)みんなと 生きる

3)人のために 生きる

4)助け合って 生きる

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5 感謝する生活


自然に畏敬の念 (自然の偉大さをおそれ敬い)
自らに自敬・自尊感 (自らの尊厳と人格をとうとび)
人に慈悲・慈愛 (人の苦しみによりそい、深く愛し)
そして 衆生感謝 (そして 生きとし生けるものすべてに感謝する)

 

私たち(社福)童心会の「人間教育の理念」は
子どもたち一人ひとりが、人格を持った人間としてお互いが認められ
“生まれてから死を迎えられるまでの一生”を人間教育の場として捉え
「人間として如何に生きるべきか」を学ぶための原体験を作ることであります。

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だから新しい「イノベーション(革新)」が求められていることを感じています。
今まで私が述べてきたように OECDのECEC(Early Childhood Education and Care)から新しい生涯学習・生涯教育・人間教育が生まれようとしている時代です。
それが私たちが実践してきた
「0歳からの人間教育」Innovation of Human Education and Careなのです。

改めて時代は今人生100年の時代”
時代の環境や価値観に対応した新しい生涯学習・生涯教育・人間教育
見つめ直さなければいけないと真剣に考えさせられました。
幸せな人生を歩むために そしてこの与えられた役割を果たすことが
今の時代に生きる私たちの使命なのでしょう!
ぜひ皆さんも生みの親、育ての親として私たちと一緒に協力しあいながら
この使命を果たして頂けたらと強く願っている次第です。
少し難しくなりましたが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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以上

平成 31年 2月 吉日

社会福祉法人 童心会

理事長 中山 勲

迎春 〔喜びの声・感謝の心・感動の言葉〕

新年 明けまして お目出とうございます。
皆さまには新年早々に心温まる年賀状を頂きました。そこには次のように書かれていました。


Aさんからは
子供の成長する姿を見て柏ECEC保育園に入れてよかった。

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Bさんからは
いつも愛情いっぱいに育てて下さってありがとうございます。

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Cさんからは
ECファミリーみんなにとってステキな一年になりますように!

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またX’mas生活発表会のメッセージには次のように書かれていました。


Dさんからは
パーティーの時に我が子がたくさんの人に声をかけられて
村になるということはこんなことかと思いました。

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Eさんからは
ダンスが上手にできる度、保護者の方々の温かい声援や拍手がとても嬉しかったことの一つです。

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Fさんからは
スライドの上映も良かったです。
普段の活動の様子やイベントの様子を見ることができて親として安心しました。

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Gさんからは
X’masパーティーも、ふだんあまり話せないお友だちのパパ・ママと交流できるよい機会だと思いました。
とても楽しかったです。

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Hさんからは
子どもたちの成長に感動しました。言葉がいらないくらい涙がでました。

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そして昨日 平成31年1月7日(月)


私たちは”七草がゆ”のお話や新年の挨拶を交わしながら今年の約束を伝えました。
それはお家では小さなお父さん小さなお母さんとしてママのお手伝いをすること


そして保育園ではお兄さん先生お姉さん先生として
小さい子のお世話や忙しい先生のお手伝いをすること


また、お友だち先生としていろいろなことの出来ないお友だちに教えられる
やさしい人になることを誓いました。


そして今日 平成31年1月8日(火)
新年を迎えて 新しい自分を創ることを約束しました。


ひとりで     できる    ひとりで     できた
みんなと     できる    みんなと     できた
人のために  できる      人のために  できた
助けあって  できる      助けあって  できた


そして最後に やればできる(Maind set) を3度、声高らかに唱い、エールを交換しあいました。


今年もまた新年を迎え、社会福祉法人童心会の信条(Our Credo)
を忘れずに頑張っていくつもりです。 よろしくご協力下さるようお願いいたします。


     やさしい保育園

     子どもに    やさしい
     子育て仲間に  やさしい
     保育者仲間に  やさしい
     地域社会に   やさしい

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以上

平成 31年 1月 吉日

社会福祉法人 童心会

理事長 中山 勲

※写真にはプライバシー保護のためぼかし加工を施しております。

ご理解ご協力をお願いいたします。

5歳児 が学んだ 人生訓

過日 柏中央保育園のさくら組さん (担任:井上先生)の詩の朗読会を見学させてもらいました。
井上先生の”行為(おこない)の意味”は次のような言葉から始まりました。

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あなた の こころ は どんなかたちですか?

と ひと に きかれても こたえようがない。
あたたかいこころ が  あたたかいこうい に なり、
やさしいおもい が   やさしいこうい に なるとき
こころ も おもい も はじめて  うつくしく いきる。
それは ひと が ひと として いきる と いうことだ。                                                                  詩人:宮澤章二さんの『行為の意味』から引用


ぼくたち わたしたち は ほいくえんでのせいかつ で たくさんの きもち をしりました。
そのきもち に ついて みんなで かんがえました。

 

                            
◍友だちと遊んでいる時間は、 たのしいきもち と嬉しい気持ちで
笑顔がいっぱいになりました。(Aくん)

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◍大好きな友だちとケンカした時は、心が苦しくなり
かなしいきもち になることを知りました。(Bくん)

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◍泣いている時は友だちがティッシュで涙をふいてくれたり
そばにいてくれて、 やさしいきもち をたくさん感じました。(Cちゃん)

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◍自分たちで炊いたご飯や、調理師さんが作ってくれる食事はおいしくて
毎日 しあわせなきもち になりました。(Dくん)

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◍リーダーや代表としてみんなの前に立つときは ドキドキしたきもち でした。
けれど先生や友だちにほめられると嬉しくなり自信がつきました。(Eちゃん)

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◍逆上がりがなかなか出来なくて、何度も挑戦して出来るようになった時は
目標に向って がんばるきもち がもてました。(Fちゃん)

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◍10kmウォークやお泊り保育の前はみんなが壮行会をしてくれて、がんばってね!
と応援してくれたから やるぞ!というきもち になりました。(Gくん)

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筑波山登山では、一人だとつらいことも 仲間と励ましあってがんばりました。
山頂からの景色をみんなで見られたときは
うれしいきもち でいっぱいになりました。(Hくん)

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◍組体操の”一本橋”は、いっぱい練習をしていっぱい失敗もしたけれど
一人ひとりが あきらめないきもち を持ち続けがんばったことで
成功することができました。(Iちゃん)

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◍マラソンを走っていると苦しくなります。けれどゴールまであきらめないで走りきったあとはやりきったきもち になりました。努力することの大切さを学びました。(Jくん)

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◍いつもそばで応援してくれるひと、応援しにきてくれるひとがいることがうれしくて
かんしゃのきもち をたくさん感じました。(Kちゃん)

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◍まわりの人からのやさしさから
自分も やさしくしてあげたいきもち を持てるようになりました。(Lくん)

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そして 井上先生とさくら組さんの子どもたちは 次のような言葉でまとめていました。


ほいくえんで たくさんの けいけん たいけん をして しることのできた きもち を とおして、じぶんの こころのなか には いろいろなきもち が あること を しりました。

これからも まわりにいるひと の きもち や じぶんの きもち をたいせつにして
なかまとすごせる のこりのほいくえんせいかつ を たいせつに すごしていきます。

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”今月の童心会だより”は柏中央保育園の年長児 さくら組さんたちの 「5歳児が学んだ人生訓」 を是非、皆さまにお知らせしたいと強く思い 書きました。


私は今日この歳まで知ることが出来なかった ”人生訓” を改めて この子どもたちから
学ばせていただきました。
子どもたちが この一年間の(社福)童心会の生活や行事を通して学んできたことに
対して、私たち大人や親や保育者仲間たちは
胸をはって 「5歳児が学んだ人生訓」 に負けない ”生きる” を学んできたと言えますか?
                          平成 30年 12月 吉日
                          社会福祉法人 童心会
                            理事長 中山 勲