思いやりと生きる力

わたしを ぎゅっとして わたしを 見つめて わたしを 聞いて わたしを 呼んで

2020-01-01から1年間の記事一覧

(社福)童心会の X'mas 生活発表会始まる

令和2年(2020年度のX'mas生活発表会が12月1日(火)に柏しんとみ保育園のばら組さんから始まりました。 このようなコロナ禍の中で、各園の先生方がそれぞれに工夫を凝らしながら、例年に比べて”ささやかな発表会”ではありますが、先生たちの「この1年間の子ど…

童心会の運動会追想記 ~運動会を通して学んだこと

10月23日発行された読売新聞の記事の中で、「全国の小中高と特別支援学校で2019 年度に認知されていたいじめが前年度から7 万件近く増えて 61 万 2496 件に上り、過去最高(小学校は 5 年で4倍だったことが22日、文部科学省の問題行動・不登校調査でわかった…

〔 今、子どもの養育環境を考える!~アフターコロナに備えて~ 〕

私は先月(9月号)の法人だよりの中で、今私たちに関係する人間科学の比較認知発達科学というアプローチから 「人の心が生れる道すじ~四つの基本的事実~」 を学びあいました。 その中で、私は(3)(4) 項目に書いてあった「養育環境」について書かれて…

〔 アフターコロナに備えて 〕 ~愛された育ち と 抱きしめ言葉~

今 私たちに関係する人間科学の世界で、比較認知発達科学というアプローチから「人の心が生れる道すじ~四つの基本的事実~」が発表されています。(1)胎児期から新生児期にかけて、ヒトの身体や行動、心のはたらき、知覚、認知機能は連続的に発達する。 (…

(社福)童心会の道しるべ ~君はヒトとしてどう生きるか~

私たちが1973年から切り開き歩んできた「五感を刺激する 0 歳からの人間教育」は、2001年に OECD から発表された「保育白書 Starting Strong ⅠⅠ”人生の始まりこそ力強く”」の中で「乳幼児の教育とケアEarly Childhood Education and Care (略して ECEC )」…

〔 新たな日常の創造~ New Normal 〕

New Normal という言葉が最近流行っています。 原義的には「解体と創造」を意味する言葉であり、「社会が変わるチャンス」とも言われています。 2008年9月、米国大手投資会社 ・証券会社 のリーマンブラザーズ ・ホールディングスが経営破綻し、世界経済の停滞…

〔 Power to the People (我々に力を 〕 助け合って 生きよう(社福)童心会~

Power to the People(わたしに力を)Power to the People(あなたに力を)Power to the People(みんなに力を)Power to the People Right on (正しく強い力を) この歌は、アメリカ人の歌手:シンディ ・ローパーという人が東日本大震災の日本の悲惨な現状…

〔 応答関係 (サーブ&リターン と 愛着形成 (アタッチメント 〕

私たちの保育 ・教育の世界では、「アタッチメント(愛着)」と呼ばれる広く知られた考え方があります。 イギリスの精神医学者 ジョン ・ボルビィ( 1907-1990 )がアタッチメントを理論化したものですが、それはある特定の養育者(母親的な役割をする者)と子…

〔 新しい人間教育術の構築 〕 ~(社福)童心会の目ざす人間教育 ( Innovation of Human Education and Care)

私は昨年(令和元年)5 月の(社福)童心会の理事長研修の中で、保育者仲間に次のように問いかけました。 「保育所は今、何をするところですか?」 そして「保育所は今”生きている喜び と 学びあう心”を育むところ」 であると研修を通して仲間たちみんなで再…

〔 泣く子の手当は だきしめ言葉 〕 ~新しい母性・父性感情の考え方

ある日の朝、A 子さんが泣きながら登園してきました。 私はすぐに担任に知らせ「泣く子の手当はだきしめ言葉ですよ!」と手当の仕方を伝えました。 私たちは戦後70有余年の時間を経て「三世代にわたる世代間連鎖」から多様な家族の形態、そこから生れた子…

〔 保育所から始める村づくり 〕

昔から言われていた”3 歳児神話”というお話。つい最近まで、いや今でも3 歳くらいまで赤ちゃんのお世話は母親が主な養育者となって育児に専念しないと心も身体も健やかな子どもの成長を望むことはできない、と言われてきました。いわゆるアタッチメント(愛…

〔 お正月 日々に新 又日に新 〕

今年私は、年賀状に「新・日々新又日新」という言葉を書き、贈りました。 禅語で殷の湯王という人の言葉だそうです。「毎朝顔を洗うがごとく、 毎日新しい心で、何にも持たない心で新しい世界に触れていくならば、この世界は新しい」即ち昨日のことは忘れて…