思いやりと生きる力

わたしを ぎゅっとして わたしを 見つめて わたしを 聞いて わたしを 呼んで

2016-01-01から1年間の記事一覧

H28_12【『人間教育』 ~人間力を高めるとは~】

人間として生きる姿勢を(社福)童心会では、 ・興味 ・関心 ・好奇心 ・意欲 ・意志 を育み、身につけることであると考えています。 そして今、私たちは "生かされ 生きている" のです。 改めて人間教育を考えてみた時、もっとも大切な事は、常に総合的な人…

H28_11『運動会を通して 学んだこと』 

お茶の水女子大学教授・副学長を経て、名誉教授になられた 内田 伸子 教授(現十文字学園女子大学特任教授)は、ある新聞で次のように語っています。 タイトルは「早期教育より 遊びとふれあい」として、子どもの早期教育の過熱に次のような警鐘を鳴らしてい…

H28_10『生活リハビリ』 

私が8月16日(火)の夜に "尻もち" を着いて脊髄を圧迫骨折をして、9月28日(水)まで43日間入院生活を余儀無くされました。 私の一生で初めてのことでした。 入院生活で失ったものを皆様にお伝えします。 1、24時間×43日間=1032時間たくさ…

H28_09『星の王子様』サン=テグジュペリ作

皆さまご存知の「星の王子さま」の作者、サン=テグジュペリは、20世紀フランスの作家です。 リヨンのベルクール広場に立つサン=テグジュペリと『星の王子様』の王子の像 名門貴族の子として生まれ、長じて航空会社のパイロットとして活躍する一方、多くの…

H28_08『アクティブラーニングか?スマートラーニングか?』 ~賢い子に育てるために~

人間はお母さんのお腹の中にいる胎生期、28週頃からものが見えて(視覚)、聴くことが出来て(聴覚)、体性感覚が育ち「学び心」 が芽生えていると言われています。 だから生後、その五感を活用しながら人間としての生き方を学習し、身につけていきます。 私…

H28_07『甘やかされて育った子どもは出来が悪い?!』

今流行りのアドラー心理学を思い出して、また読み返してみました。 「アドラー人生を生きぬく心理学」(岸見一郎、NHK出版)です。 アドラーはこの本の中で、「赤ん坊は生きていくために親を使って食べ物を口に運ばせなければならない。また言葉を話せないの…

H28_06『興味・関心・好奇心・意欲・意志』 (人間としての生きる姿勢)

最近の幼児教育界では、幼児期に育むべき姿勢として、OECD(経済協力開発機構)などが提唱する 「社会情動的スキル」 という運動を始めています。 社会情動的スキルとは、まだ日本では耳なれない言葉ですが、「非認知能力(スキル)」と呼ばれています。 な…

H28_05【子どもは自分で 「育つものか? 育てるものか?」】

今 私は、「保育通信」 4月号、5月号で、ある京都大学名誉教授と、論争を展開しています。 始まりは「保育通信」 3月号の中で、 「なぜ今、子どもは学校で学ばなければならないのか?」 という広報部の問いに、教授の 「子どもは未来の大人だからでしょう」 …

H28_04【新しい仲間をむかえて (生みの親と育ての親)】

4月、入園式も無事終了し、入園式でお話した「家庭円満の秘訣」を思い出しております。 笑顔 (とびっきりの笑顔でおもてなし) 挨拶 (明るい挨拶が贈り物) 思いやり (困っている人を助けるお手伝い) 感謝 (ありがとうの言葉を忘れない) 子ども達が大…

H28_03『ありがとうの会』

社会福祉法人 童心会では、インターンシップに来て育児体験をする中・高校生の皆さんから「この保育園には、たくさんの『ありがとう!』があります。」 というメッセージが数多く寄せられてきます。 実習生の皆さんからも、お掃除をしていると「『お掃除して…

H28_02『人間教育の目ざすもの・0才児からの教育』

私たちは今、社会福祉法人 童心会の保育の命題「人間教育の目ざすもの・0才児からの教育」を掲げています。 昔から、宗教も哲学も倫理も教育も、目ざす所は一つです。 だから、「人間として如何に生きるべきか?」を大命題として見つめていくべきであると確…

H28_01【新春 (生きる力)】

新年明けまして おめでとうございます。 私はこの年末、年始のお休みをいただいている間、何かにとりつかれたように、 ある言葉の意味をずっと考えていました。 その言葉とは、「育つ力 と 育てる力」 です。 "育つ力" は赤ちゃんが産声を上げ、肺で呼吸がで…