思いやりと生きる力

わたしを ぎゅっとして わたしを 見つめて わたしを 聞いて わたしを 呼んで

H25_05『笑顔名人・挨拶名人』

 

今朝(5月9日)園の掲示板を見ていたら、「園児のお母さんありがとう!」の言葉と共に、子どもと先生たちの母の日の集合写真が展示してありました。
それはそれは素晴らしい笑顔と幸せに満ちた、何ともいいようのない表情が写し出されていました。

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皆さんはもうご存知でしょうが、社会福祉法人 童心会の人間教育の大きな目標の一つに「笑顔名人、挨拶名人」を作ること、と唱ってあります。

 

即ち仏教の無財の七施の中にある「和顔施心施言辞施」の中から取り入れたものです。
私たちはこれを保育ケア・マインド(メンタルヘルス・ケア マインド)として臨床保育の中に取り入れて実践しています。

 

私たちの保育の仕事は、子どもを保育することだけではなく子育てに悩んでいる保護者を保育することも役割の1つでもあります。
そしてまた地域の子育て仲間を保育することでもあるのです。 

 

筑波大学 名誉教授・茨城県美浦村教育長 門脇厚司氏の説にある社会力(いきるちから)とは、他の人といい関係をつくることから始まると言っています。
人と人とがつながって社会を作っていく力というのは、自分ができることは他の人にもやってあげるし、社会のためになるというふうに考えたら、自分から進んでやる。
そういうような資質とか能力のことが社会力(いきるちから)だと言うのです。
正に、この説は私たち童心会の保育を代弁してくれているのです。

 

私たちは1才児が歩行可能になり探索活動が始まったら小さい子や仲間たちにおやつを運んであげたり、人の役に立つことをさせているのです。
そして、また保育園で生活する仲間や地域の子育て仲間たちに対して笑顔や挨拶、思いやりなどの愛された育ちや保育ケア・マインド(メンタルヘルス・ケアマインド)を通して他者への関心・愛着・信頼感を培っていくことが今日の私たちの保育であると確信しています。

改めて私たちは人にやさしい地域づくり 街づくりを目指します。

 

人とひとのぬくもりで

子どもが育つ 親が育つ

地域が育つ 街

を目指していきます。 

 

ご協力お願い致します。

 

 

 

平成 25 年 5 月吉日

社会福祉法人 童心会

理事長 中山 勲