H26_04 『 新しい仲間を迎えて 』
私は今年法人の三つの園の卒園式で私たちの目標に対する具体的な実践活動を次のようにお話してきました。
私は今日まで人間として大切な「三つの生き方」を皆さんに教えてきました。
1つ目は |
ばんばること |
2つ目は |
つづけること |
3つ目は |
がまんすること |
あなたたちは、この三つの教えを守ってきたから、今日までたくさんの「自分で、できた」を作ってきました。
がんばったから |
できた |
つづけられたから |
できた |
がまんしたから |
できた |
これらを通して、人間として身に付けなければならない生きる力を育ててくれました。
また、あなたたちはこれらの教えを通して、新しい自分を作ってきました。
自分で、できた
一人で |
できる |
みんなで |
できる |
ひと(他者)のために |
できる |
自分を、あゆむ
そして、今日からは次の言葉を信じて生きていって下さい。
その言葉とは
がんばれば |
できる |
つづければ |
できる |
がまんすれば |
できる |
私は、「あなたたちが このような人間に育ってほしいと願い、
いつも祈っています。」と言って、お祝いの言葉に代えました。
改めて私は今考えています。
仏教の教えは、「生老病施、諸行無常、一切皆苦」など苦難に満ちた人生をどう生きるべきかの教えであり、人の生き方を問題にしていると言っています。
ならば、私たち (社福) 童心会の保育の世界から生れた人間の生き方とは、恕(じょ)思いやる : (三国志 劉備玄徳の座右の銘)の心を育くみながら生きる力を「共存、共生、共感、共育」の精神を土台にした、日常生活の中で実践を共有し、苦の人生を受容しながら生きている楽しみ、生きている喜びに変えられる生き方を身につけられるような人に育てることが、私たちの人間教育の方針であると考えています。
<4つの共の意味>
共 存 : 共に存在を認めあって
共 生 : 共に日常生活をくり返しながら
共 感 : 共に感性を磨きあって
共 育 : 共に学びあう心を育むこと
どうぞ、よろしくご理解下さるようお願い申し上げます。
平成26年4月吉日
社会福祉法人 童心会
理事長 中山 勲