H29_04【サクラ 咲く】
社会福祉法人 童心会のクラスの名前は4園共に同じです。
0才児のクラスは 「ばら組」です。
1才児のクラスは 「もも組」です。
2才児のクラスは 「すみれ組」です。
3才児のクラスは 「たんぽぽ組」です。
4才児のクラスは 「ひまわり組」です。
5才児のクラスは 「さくら組」です。
ばら組さんの名前の由来は、「愛された育ち・だきしめ言葉」 をあふれるほど身にまといながら、「泣く」 という意味を理解して頂き、新しい環境の中で育っていってほしいという願いをこめました。
もも組さんは、ばら組さん時代の学びをもとにして、「気立ての良い子」 に育ってほしいと言う願いをこめました。
すみれ組さんは、言語、生活習慣、運動機能や生活技術などを獲得し、花言葉にもあるように、次に必要な人間関係を学ぶための「誠実な人柄」 を育てたいと思いました。
たんぽぽ組さんは、自我に目ざめ、「自分創りの旅」 を始める時代と信じ、「わた毛」 が風に吹かれて根付くように、世界観を広げていってほしいと願いました。
ひまわり組さんは、「光輝、かがやかしい名誉」 をも自分のものにして、ただひたすら光り輝いてほしいという願いがありました。
そして、さくら組さんには、花言葉にもあるように「心の美しさと思いやりと生きる力」 を兼ね備えた、日の本を背負い立つ人間に育ってほしいという、私の人間教育に対する夢が いっぱい詰まっています。
だから さくら組さんたちは、この六年間で見事に育ってくれました。
ばら組さんたちへの「おやつ」を運ぶお手伝い。
「トントントン」 と寝かしつける小さなお父さん、お母さん。
もも組さん、すみれ組さんたちには あこがれのお兄さん先生、お姉さん先生として、公園へのペア歩行などの異年齢児交流保育などで、「思いやりとやさしさ」 を売りまくりました。
小さな子どもたちには 「やさしいお兄さん、お姉さんになろうね!」という夢を育ててくれました。
チベットのダライラマの言葉ですが、チベットには 「ツェワ」 という伝統的な考え方があるそうです。
自分自身に対する思いやりが、他者のために思いやりの心を広げていくことが大切だと言うのです。
これらが私の人間教育に対する夢でもあります。
このような人間に育ってほしい!
この平成29年3月、
六年間 私たちと共に生きた卒園生 総勢65名が、
「誇りと名誉」を胸に 旅立ちました。
「サクラ 咲く」
子どもたちに 幸多くあれ!!
平成 29 年 4月 吉日
社会福祉法人 童心会
理事長 中山 勲