思いやりと生きる力

わたしを ぎゅっとして わたしを 見つめて わたしを 聞いて わたしを 呼んで

〔 暮らし・運動・心・体・脳・人との絆 〕

私たちが今、「ヒトとの成り立ち」を科学的に見つめてみると生命の誕生から「暮らし・運動・心・体・脳・人との関わり(絆)」などから生き方上手な人を 育てています。 私たちは毎年4月に入園式、進級式を迎えてから毎日毎日イキイキ・ワクワク・ハラハラ…

〔愛され上手〕~五感を刺激する 0歳からの人間教育~

ある私たちの情報誌の中で 汐見稔幸東京大学名誉教授は「平成の保育を語る」の中で、平成の30年はウェルフェア(wel fare=福祉)からウェルビーイング(well being=心身共に、そして社会的に幸せな生活)になったというのです。 昭和の福祉から新しい福祉…

〔 愛されて育った子は賢くて強い! 〕

私たちの情報誌「遊育12号」の中で 、汐見稔幸東京大学名誉教授は平成の保育を語りました。 平成の30年間はウェルフェア(welfare= 福祉)からウェルビーイング(well being= 身体的・精神的・社会的に良好な状態=幸せな人生)への転換の時代であった …

”保育所から始める村づくり”

私は、6月の「理事長一口メッセージ」を次のように書いて各園に送らせて頂きました。 人とひととの ぬくもりで子どもが育つ 親が育つ 地域が育つ街 (社福)童心会 折しも6月は、各園共に「父親保育参加、パパの保育体験」の月間でした。毎年のことですがと…

(社福)童心会”ふれあい春祭りの訓(おしえ)”

今年の(社福)童心会恒例の”ふれあい春まつり”は5月18日(土)柏しんとみ保育園、牛久みらい保育園の二つの園で最後の春まつりが行われました。 毎日の生活の中で行われている特色ある保育活動をパワーポイントなどで紹介し、改めて私たちが目指している…

愛すること ~新しいベビーサインの意味~

最近の新しい「赤ちゃん学」や「日本乳児行動発達研究会」、「脳神経科学」「発達行動学」などの世界では、胎児はお腹の中で泣いたり、笑ったり、目を動かしたり、呼吸をしたり、指をしゃぶったり、ハイハイに似た動きをしていることがわかっています。 そし…

新入園児 歓迎号 〔保育所は今、何をする所?〕

今年、平成31年3月23日(土)に、柏さかさい保育園で行われた平成最後となる第9回目卒園式での理事長祝辞の中で、私は皆さんに次のように問いかけました。 「保育所は今 何をするところですか?」 皆さんの答えのほとんどは「赤ちゃんのお世話をする所。親に…

〔Well-Being 幸せな人生を歩むために〕

私たちはいつも自分の仕事を見つめた時、次のように問いかけている自分がいます。それは 「保育所は 今 何をするところ?」 という設問です。 そして私たちは次のように答えてきました。 「保育所は今”生きている喜びと学びあう心”を育むところ」 私たちは毎…

〔人生100年時代 幸せな人生を歩むために〕    ~Innovation of Human Education and Care~

昨年12月22日に「人生100年時代シンポジウム」~安心して元気に人生を楽しむために ~(読売新聞社主催)というテーマで専門家を交えたパネルディスカッションが開かれました。 この会の基調講演は衆議院議員の小泉進次郎氏が行いました。その中で氏は日本の…

迎春 〔喜びの声・感謝の心・感動の言葉〕

新年 明けまして お目出とうございます。皆さまには新年早々に心温まる年賀状を頂きました。そこには次のように書かれていました。 Aさんからは子供の成長する姿を見て柏ECEC保育園に入れてよかった。 Bさんからはいつも愛情いっぱいに育てて下さってありが…

5歳児 が学んだ 人生訓

過日 柏中央保育園のさくら組さん (担任:井上先生)の詩の朗読会を見学させてもらいました。井上先生の”行為(おこない)の意味”は次のような言葉から始まりました。 ”あなた の こころ は どんなかたちですか? と ひと に きかれても こたえようがない。…

H30_11【(社福)童心会 保育の特色~外環境・四季環境の活用~】

私が茨城県で筑子保育園を運営していた時代から師と仰ぐ藤田先生という人がいます。出会いは先生が、茨城県の校長会の副会長、下館小学校の校長を退職してから教育委員会の指導主事になられて、保育園の指導に来られてからでした。 最初に交わした言葉が、「…

H30_10【運動会  生活・運動・心・体・脳】

(社福)童心会の運動会は何を目指しているのでしょうか? といつも自らに問いかけている自分がいました。 柏市で10年目を目前にしている柏さかさい保育園からの歴史と歩みを振り返って見て ようやく答えが見つけられました。 最近読んだ「脳を鍛えるには運…

H30_9【伝えたい言葉 生きる姿勢】

社会福祉法人 童心会の各園には”親が3人”います。 1、生みの親 2、育ての親 3、地域の親 子どもたちも 1、自分の子ども 2、保育園(みんな)の子ども 3、地域の子ども と言われる村中の子どもたちがいます。 「0歳から人間の機能を授けられた一人ひとりの存…

H30_8【未来を創造していくのは いつの時代も「人」だ】

2020年東京五輪・パラリンピックの公式マスコットの名前が 五輪は「ミライトワ」、パラリンピックは「ソメイティ」に決まりました。 ミライトワは「未来」と「永遠(とわ)」を結合させ ソメイティは桜の「ソメイヨシノ」と英語の「so mighty(非常に力強い…

H30_7【 家族であること ・ 共同生活者であること 】

私が今年4月から子どもたちや保育者仲間たちと生活している柏ECEC保育園では(社福)童心会の伝統として受け継がれてきたしきたりがあります。それは家でも保育園の中でも、そこに生活する人たちは皆が 「家族であり、共同生活者(児)である」という考え方…

H30_6【 再び ECEC(Early Childhood Education and Care) を考える 】

OECDは2001年に Starting Strong Ⅰ(人生の始まりこそ力強く)を発表した時、ECECを「乳幼児期の教育とケア」と解釈しています。 そして Education and careとは”生涯学習と養育とケア”を一体化されることを意味している と書いてありました。 日本ではこの…

H30_05【 子ども ・ 大人 ・ 人とのつながり 】

私たちは平成30年度、「新採用 保育者仲間 応援マニュアル」の中で、社会福祉法人童心会の信条 (Ourcredo)の意味を全員で話し合い、考えを深めました。 <やさしい 保育園> ・子どもに やさしい ・保育者仲間に やさしい ・子育て仲間に やさしい ・地域…

H30_04 ようこそ(社福)童心会ワールドへ

~だきしめ言葉から始まるメンタルへルス・ケア~ 平成30年4月2日(月)に入園式が挙行され、社会福祉法人童心会「柏ECEC保育園」が誕生しました。〔ECECとは、Early Childhood Education and Care(人生初期の教育と保育)の意味です〕場所はJR柏駅東口から…

H30_03 【出発の歌】~たびだちのうた~

人とひと とのぬくもりで 子どもが育つ 親が育つ 地域が育つ町 (社福)童心会 という合言葉があります。 今 私たちの周囲から失われた地域社会が、どのような役割を果たしていたのかを知る。 私たちが、今ここ(保育園)で何をなすべきなのかを考え、子ども…

H30_02 【愛されること 愛すること】(承認と応答)

貧困、いじめ、勇気、学問・・・。 今も昔も変わらないテーマに人間としてどう向き合うべきか。 今流行りの「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎、マガジンハウス)を読みました。 この本は今でこそ流行にのった大ベストセラーなのですが、実は1937(昭…

H30_01 【年頭初感 新しい人間教育・保育の創造】

― ヒトの成り立ち ― (スターティング・カリキュラム) また新しい年を迎えさせていただきました。 なぜか数えきれないほどの「新たな年」を迎えさせていただき、子どもたちと共に生きる幸せを身に染みて感じております。 今年もどうぞよろしくお願いいたし…

H29_12【新しい保育技法 スマートラーニングの創意に学ぶ】

ある所で私は、 「(社福)童心会では 0~1歳児から運動会やX’mas生活発表会に参加してますよ!」 と話をしたら驚かれました。 この話を聞いた人たちは、 「0~1歳児が運動会で何をするのですか?」 「 0~1歳児がX’mas生活発表会で何をするのですか?…

H29_11【ありがとう! 感動的な運動会】

H 29年10月7日(土)に行われた 柏中央保育園、柏しんとみ保育園は、共に雨の運動会になりました。 二つの園は柏第一小学校と柏第二小学校の校庭を借用しての開催でした。 雨天の場合は体育館をお借りしたので、どのような状況にあっても心の準備は万全でし…

H29_10【幸せな人生を創れる人にするには何が必要か?】

先月9月18日、念願のインターネットTVに出演を果たすことができました。 たくさんの人たちから メッセージ、視聴の感想を頂きました。 私も柏市の秋山浩保市長さんとの約束、「(社福)童心会の保育を柏市から日本全国に発信して行きます」 を果たせたと思い…

H29_09【非言語から始める コミュニケーション能力】

H29年8月19日、私は30年来の友人のお嬢様の結婚式に招待されて、参席させていただきました。 お嬢様は、茨城県下館市(現筑西市)にある、定員60名の小さな筑子保育園に、産休明けから私たちと一緒に「0歳からの人間教育(保育)」を体験してきた人です。 「…

H29_08【「運動機能の獲得」 ~直立二足歩行と進化~】

私は「人間教育革命、総合的人間科学との協働」の中で、「0歳からの人間教育」というテーマで、私の考え方を書いたことがあります。 生みの親・育ての親の与えられた役割の中で、「子どもは 自らの五感を駆使しながら 学び・育つものと心得るべし」と書き伝…

H29_07【社会福祉法人 童心会からの発信 〔0歳児からの人間教育〕】

昔から「0歳児からの人間教育」に取り組んできた (社福)童心会は、今、新しい視点から人間教育(教育と保育)を見つめ直す時期に来ていることを、肌で感じています。 なぜなら、東京大学の発達保育実践政策センターは、今年3月12日(月)「乳幼児期からの…

H29_06【「言葉の一方通行」 ~心はどうして育つの?~】

親は子供が飲み物をこぼすと 「なんでこぼすの!」 と叱り、水たまりに入ると「なんで水たまりに入るの!」 と叱ります。 子どもは、失敗しても体験を通して学習したいと思っているのに、親は自分の都合でさせないように、「やっちゃダメ!」 という禁止用語…

H29_05【「将来 メシを食っていける大人になる!」】

私たちが目指すものは、子どもたちが現在(いま)を最も良く生き、望ましい未来を作り出す力の基礎を培うため、認知・脳神経科学を取り入れた、新しい時代の変化に対応する保育を創造し、実践して行く事だと思っています。 そして、子どもたち一人ひとりが “…